パチンコ・パチスロの確率計算法

 

パチンコ・パチスロの確率計算式です。計算式が表示されるのに若干時間がかかるかもしれません。

 

確率を感覚的に把握するのは難しいので、計算法が分かったからといってすっきりするとは限りませんが、知っておけば頭に血が上るのを避けられるかも。

 

とはいえオンラインホールによっては大当たり確率を上げるアイテムがあるので、ゲームとしてのパチンコ・パチスロにはあまり意味を成さない気もします。

が、「○回まで大当たり確率○倍」のアイテム使用の効果がどの程度かを知りたいこともありるので、ここで解説。

 

ハマり確率

ハマりは指定したスタート回数後まで当たらないことを意味するので、指定回数分外れる確率を求めます。

パチンコのはまり確率はSTも同様に計算できます。パチスロは合成確率で算出しますが、BIG、REG片方だけでも計算OK。

計算だけなら少数表記が便利ですが、ここでは主に分数表記を用います。分母としているのは、分子を1としたときの分母の値です。

1回スタートして当たる確率は、

\[
\frac{1}{大当たり確率分母}
\]

 

1回スタートして外れる確率は、1 – 1/分母 = (分母-1)/分母です。

\[
1- \frac{1}{大当たり確率分母} = \frac{大当たり確率分母-1}{大当たり確率分母}
\]

 

n回外れる確率は、↑をn回かければいいので、((分母-1)/分母)^スタート回数となります。

\[
(\frac{大当たり確率-1}{大当たり確率分母})^n
\]

 

逆にn回以内に当たる確率を求めるには、1から上の値を引けばいいわけです。

\[
1 – (\frac{大当たり確率分母-1}{大当たり確率分母})^n
\]

 

パチンコSTの平均継続回数

パチンコのST(スペシャルタイム)平均継続回数は、STを抜ける(ST最大回数)までに当たる確率の逆数です。

\[
\frac{1}{1-STを抜ける確率}
\]

 

合成確率(スロット)

 

ビッグボーナスとレギュラーボーナスの合算は、同時に成立することのない排反なので普通に足せばOK。

合成確率=ビッグボーナス確率+レギュラーボーナス確率

 

分数表記ならかんたんに計算する方法があって、

\[
\frac{1}{分母1} \times \frac{分母2}{分母2} + \frac{1}{分母2} \times \frac{分母1}{分母1}
\]

\[
\frac{(1 \times 分母2) + (1 \times 分母1)}{分母1 \times 分母2}
\]

 

式を整理すると

\[
\frac{分母1 + 分母2}{分母1 \times 分母2}
\]

これを分数なしで表現すると

(分母1 + 分母2)÷(分母1 × 分母2)

よく見かける計算式になりました。