『クラクラ』グリーの申し立てにより一部機能を削除 24日にはグリーがニュースリリース

クラクラ

Supercell(スーパーセル)は、運営するスマホアプリゲーム『クラッシュ・オブ・クラン(クラクラ)』の機能「レイアウトエディタ」を削除すると発表しました。

理由は現在係争中のSNS大手『グリー』社からの特許権侵害の仮処分命令申立てによるもの。

 

この措置はIPアドレスで判別しているようで、日本でのみ実施されています。国外では従来通り使えているそうです。

 

24日になり、Greeがスーパーセルを提訴した理由についてニュースをリリース。

グリーが特許侵害とみなしている対象は「クラッシュ・ロワイヤル」ならびに「クラッシュ・オブ・クラン」。
2016年9月よりSupercellに特許の侵害があること伝え、話し合いでの解決を模索したが拒否されたため、提訴したとしています。

2016年9月にSupercell社に対してその事実を伝えるとともに話し合いでの解決を提案いたしました。しかしながら、Supercell社は話し合いを拒否し、ゲームアプリの配信を継続したため、やむなく、上記特許のうち「クラッシュ・ロワイヤル」ならびに「クラッシュ・オブ・クラン」において使用されている十数件の特許の使用差止の仮処分を東京地方裁判所に申立て、損害賠償請求も順次提訴しております。

 

「クラッシュ・ロワイヤル」と「クラッシュ・オブ・クラン」の一部機能停止はSupercellによる判断としています。

プレイヤーへに訴訟の影響が及んだ事態については「ゲーム会社である弊社としても大変残念に考えております」としています。

海外掲示板でも投稿が。

[NEWS] Breaking – Supercell sued in Japan for copyright infringement; removes layout editor from JP app

Greeは特許トロールだと思う。宝箱のタイマーの特許を取っていたため、クラロワの宝箱のタイマーが消された。IPアドレスで判定しているようで、日本のIPを使うとタイマーが消される。

(特許トロール、パテント・トロール:特許を理由に高額な賠償金・和解金目当ての訴訟を起こす企業)

 

クラッシュ・オブ・クラン(Clash of Clans)は2012年のリリース以来、世界中で遊ばれている人気RTS。通称「クラクラ」。

絵柄はコミカルなのに、内容は濃いため、類似ゲームが多い。

 

 

クラクラに先立つこと2週間前の1月4日には、同様の理由で同社の提供する『クラッシュロワイヤル(クラロワ)』でも一部の機能が削除されています。

クラッシュ・ロワイヤル

 

クラロワ公式

Supercell(スーパーセル)はフィンランドのモバイルゲーム開発・運営会社。
フリー・トゥ・プレイ(基本無料のゲーム内課金性)で成功した代表的なゲーム。