パソコンにスマホのアプリを表示した上に、PC(Windows、Mac)からスマホの操作をできるようになるアプリが『Mobizen(モビゼン)』です。
Mobizenでできるのはいわゆるミラーリングというやつで、スマホの画面がそのままPCの画面に表示されます、マウスで操作できます、逆にスマホを操作すると、その様子がPC画面に表示されます。
かつてDOCOMOで提供されていた「スマートデータリンク」で利用されていたアプリ、というと分かりやすいのかもしれません。
Mobizenを使うと録画も画像キャプチャーもPCで行なえるようになるので非常に便利。難点は、無料版だとPCでの表示が小さく、拡大できないところ。
有料版だと全画面表示やスマホ同士のリンクもできて魅力的なのですが。月3.99ドルの月額課金制なので、仕事で使うのでもなければちょっとつらいです。
スマホのデータとPCで連動させてあっても、やはりスマホをPCから直接操作できる方が便利です。1,000円位で買い切りなら間違いなく買うんですけどねー。
このMobizen、大きな声では言えないけれど、スマホゲーマーには便利なんです。なぜなら、PCのマウス自動化ツールでごにょごにょできるようになるから。
Mobizen導入の流れ
ここまでMobizenをアプリと書いてきましたが、PCとスマホを連動(ミラーリング)させるためには、スマホ用アプリとPCアプリが必要となります。
- USBケーブルでパソコンと接続(充電専用でないデータ用のケーブル)
- スマホ用アプリをインストールしてアカウント設定
- PC用アプリをインストールしてアカウント設定
- 両方のアプリを起動
PC用アプリとAndroid用アプリで同じアカウントにログインすることで双方を検出し、ミラーリングが有効になります。
Mobizenのインストール
予めPC用Mobizenをインストールしておきます。
PC用アプリ(MAC、Windows)
分かりにくいけど左側に表示されている『ミラーリングPC版』というところ。
対応するOS用のインストーラーがダウンロードされます(MacでアクセスするとMac用、WindowsでアクセスするとWindows用が自動判別)。
Mobizen公式サイト
(下に表示されているブーストモードは4.4以前用なので、今は使うことはないかと)
PCソフトインストール
ダウンロードされたファイルから普通にインストールします。
Windowsのデフォルトインストール先は、Program Files(x86)\RSUPPORT\
インストールが終わったら、iPhoneならそのまま続行します。
iPhone
iOSを選んで、案内にしたがってiOS端末のAirPlayメニューから「Mobizen Mirroring」を選択(詳しくはこちら)。
Android
Androidはアプリをインストールします。
Android用アプリ
Google Playからインストール
インストール後起動したら、端末とMobizenアカウントの設定をします。
チュートリアルを順に追って設定を進めます。
進めていくとUSBデバッグにチェックを入れろと言われます。
チェックが入れられなければ、デバッグモードを有効にします。
設定→端末情報に移動し、「ビルド番号」を7回くらいタップします。するとデベロッパーモードになります。端末の隠し設定を有効にするだけなので、とくに怖がる必要はありません。
デベロッパーモードが有効になったら、設定→開発者向けオプションに移動して、「USBデバッグ」を有効にします。
USBデバッグを有効にして進むと、アカウントに使用するメールアドレスを選びます。Google+やFacebookアカウントでも使えるので、好きな方法を選びます。
ログイン方法を選択したら、パスワードを設定。
これで準備完了です。
あとはパソコン版のMobizenを起動して、Androidで設定したメールアドレスとパスワードでログイン。
ガイドに従って操作をします。
RSAキーだとかフィンガープリントといったダイアログが表示されますが、気にせず進めて大丈夫です。
PCに6桁の2次認証コードが表示されたら、スマホの一番下にある「2次認証コードを入力」に入力します。
成功していれば、スマホの画面がPC版Mobizenに表示されます。
操作はスマホ画面の上の中央部にある小さな出っ張りから行えます。
補足
録音
端末のマイク経由の音しか拾えません。生活音も入ります。
録音の際は通常のイヤフォンではなく、マイク(またはマイク一体型のイヤフォン)を接続。
音量はマイクが拾えるくらいにしておく必要があります。