Yahoo!モバゲーやmixi、dmmといったSNSゲームプラットフォームで提供されているPCゲームはFlash Player(フラッシュプレイヤー)上で動いています。
ウインドウズでもマックでもPCゲームをインストール不要で遊べているのは、ブラウザ上でFlash Playerが動いているからです。
つまりフラッシュプレイヤーさえ使うことができれば、アイフォンやアンドロイドのスマホでもヤフモバで提供されるゲームを遊べるようになります。
しかしFlash Playerを開発・提供元しているアドビはスマホ向けFlash Playerの開発を2014年にやめているため、iOS/Android用ともに公式ストアでは配布されていません。そのためChrome や Safari といった一般的なスマホブラウザでは Flash ゲームを実行することができません。
スマホ・タブレットでFlash ゲームを遊んだり動画を再生するには、Flash Playerの代わりとなる機能を備えた特別なブラウザアプリが必要になります。
2016年9月時点でスマートフォンでフラッシュプレイヤーを利用するには二通りの方法があります。
- パフィン – Puffin Web Browser(iOS、Android)
- ドルフィン – Dolphin Browser(Android)
Puffin Web Browser Free
パフィンはFlash Player本体をアメリカにあるサーバで実行し、端末では表示と入力のみを担当させるクラウドタイプ。
分かりやすく言えば、パソコン本体はアメリカにあって、画像だけが手元の端末(スマホ/タブレット)に送られてきている状態です。パフィン上で入力した情報はアメリカに送られて処理されます。
iOS(iPhone/iPad)ユーザはパフィン一択です。手軽さとセキュリティ面から、Androidユーザにもこちらをお勧めします。
導入は非常に容易で、アプリをインストールするだけです。インストールと使い方は「Puffin Web BrowserでFlashゲームを遊ぶ方法」をご覧ください。

パフィンの難点
- 画像を手元に転送するため通信量が多い
- クライアントであるiPhoneやiPadではFlashPlayerのレスポンスとは無関係に入力が可能なため、ダブルタップが意図しない先行入力状態になることがある
- サービス運営会社からはアメリカからのアクセスと認識される
Dolphin Browser(Androidのみ)
Dolphin BrowserにFlash MasterというFlash Playerアドオンを適用すると、端末でゲームを動かすため、本来の挙動が再現されます。
ただし、起動に時間がかかる上に非常に重いことと、Puffinよりも導入に手間がかかるのが難点です。
Flash Masterは更新終了したAdobe純正のFlash Playerの代わりに使えるアドオンですが、最新版Flash Playerではないのでセキュリティなどの問題があるので注意が必要です。
個人的にFlash Masterの利用はお勧めしていません。が、私自身も使っているので、やり方は紹介しています。
- “Dolphin Browser”をGoogle App Storeでダウンロード
- ドルフィンの設定画面から”Dolphin Jetpackのオプションをオンにする”
- Flash Masterをインストール
詳しくは「Dolphin BrowserでFlashゲームを遊ぶ方法」をご覧ください。
Dolphinの問題点
- Adobeによるアップデートがされていないのでセキュリティの問題がある
- Flashコンテンツをスマホ・タブレット実行するので重い
- 起動に時間がかかる
コメントを残す